Memo

No.200
イラスト生成AIとモチベーションについての考察

雑な考察ですが、イラスト生成AIは内発的動機付けで絵を描いてた人の(原始的な)創作意欲をかえって刺激して、反対に外発的動機付け(ポジティブな言い方をすると不特定多数の閲覧者に喜んでもらいたいという動機を前面に描いた絵に対し、その期待に見合う数の反応を貰えるのが嬉しいというある種のサービス精神など)で絵を描いていた人を萎えさせているのかもしれないと思いました。

🔽 参考:動機づけについて
Web拍手の罠 ~心を支配されないために~ (xrea.com)

殆どの人はどちらかに100%振り切っていることはないでしょうから、その人の中でよりウェイトを占めていた方がAIによりブーストした形になったのでは。
私自身(近年は)極力、内発的動機付け優位に絵を描けるよう意識していますが、それでもサイトを公開している以上外発的動機付けが全くないということはないですから、やっぱりその分は意欲が萎えたのは事実です。
でもダメージが大きかったかというと全くそんなことはないですし、AIの登場により自身の創作意欲の原点を振り返ることができた、といったポジティブな影響の方が大きかったです。

ことデジタルイラストについては、純粋なアマチュア(自分が満足してればそれでいいアーティスト気質の人)はほぼ無傷で、セミプロくらいの立ち位置の人(クライアント=閲覧者に気に入ってもらわなければ無意味というビジネスマン気質の人)が一番ダメージを受けているような気がしてます。閲覧者というパイを奪い合う強力な敵 -それも人間よりもはるかに速いスピードで上達していく- が増えたわけですから。
自分の名前自体が付加価値を生んでるような、本来の意味でのプロフェッショナルの人たちはうまいこと折り合いつけていくんだろうなぁと思いますが。

これってきっと、絵やマンガがデジタルツールの進化でアナログと遜色なく、かつアナログよりも(工数という意味では)簡単に実現できるようになった時代にも一度通り過ぎた議論なんでしょうね。
デジタルに適応した人もいれば、アナログで描き続けてる人もいるし、それがプラスに転じた人もマイナスに転じた人もいるわけで。
余談ですが私がデジタル絵を始めたころは、まだデジタルツールは線の表現が乏しかったので、線だけはアナログで描いてそれをPCに取り込んで塗りだけデジタルという手法が主流でした。

結局、自分の好きにやったらいいとしかいいようがない、ということですね。

#創作全般 #モチベーション #AI