Memo

No.162
「ブラッシュアップライフ」5話まで見た雑な感想

誰もが一回は妄想したことがあるであろう、今の記憶を持ったまま生まれ変わったらどうするか、みたいなシンプルな話ですが、会話の細かさとかにバカリズム節が炸裂しててめちゃくちゃ面白いです。
Huluで見れるところまで一気に見ちゃいました。
1話の前半が若干くどいですが、最初にまとめて伏線をばらまきまくってるだけですので、そこを越えたら一気に面白くなります。

シール交換、ゲームボーイアドバンス、セーラームーンごっこ、プロフィール帳、ラウンドワン、オレンジレンジ、赤外線通信…うっ…
あまりにも特定の世代に刺さりすぎでは…。感情移入しすぎて自分も主人公の幼馴染グループの一員みたいな気分になってしまいます。
小物の再現度がすごいんですけど、もしかしてスタッフに物持ちの良い人がいて当時の実物を使ってるのかなぁとか思っちゃいました。

時代は平成に入ってても、先生や学校のシステムがまだ昭和のノリを引きずってる感じとか凄くリアルでしたね~。
ただ、セーラームーンごっこでマーキュリーの取り合いになるというのは異文化すぎてびっくりしました。
私の時はマーキュリーはハズレ枠で、髪が短かった私はいつもマーキュリー役でがっかりしてたので…。(大人になってからはマーキュリー大好きです)

主人公が2周目の人生で薬剤師のジョブを選ぶのが妙にリアルだなぁと思いました。私も仮に今死んでやり直したらかなり有力候補にするだろうなぁ、と。
3周目の人生でテレビ局スタッフになるのはちょっと内輪ネタっぽすぎて「これはないなぁ~」と思いましたが。
どんな職についても、社会人経験が20年分もあればシゴデキ人間としてすごく重宝されそうですね。バンバン出世しそう…。

そして、記憶持ってやり直しても大して人生変わらないよな、というのもよくわかります。大失敗と大後悔は避けられそうだけども。
子供の目線じゃ見えなかった嫌なものもたっくさん目につくだろうし。
このドラマはコメディなのでスルーされてますが、2011年の震災の時なんてどう振舞ったらいいんでしょう。
身近な人は助けられても、大勢の人が亡くなるのをわかってて何度もあの瞬間を迎えなければならないのは気が狂いそうです…。

もう一つ考えたことがあります。
仮に30代で死ぬのを3周繰り返したころには精神年齢や知識は90歳並みになるんだろうかと。
物理的に体が若くて、所属してるコミュニティ(付き合う人たち)も若いとそうはならなさそうですよね。
実際、年功序列的でない職業(アーティストとか)やそういう価値観の国とか、健康に気を使っている人たちは、年齢重ねても若々しい人が多いですし。
肉体の衰えと社会的な役割(集団的な思い込み?)が人の気持ちを老け込ませてるというのは間違いないですよね。
なので、老いとか若さとかって割と相対的なものなのだなぁと思いました。
このドラマでも、主人公は実質90年以上生きてても精神年齢は33歳で止まったままなので、中学生男子に恋することはなくても大学生の男の子にならギリ恋できるんだもんなぁ。


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