Memo

No.364
壁のハエになる

今、「Chatter」という本を読んでいます。
頭の中で半自動的に自己批判してしまったり、嫌なことをいつまでも考え続けるのを何とかしたくて読み始めました。

まだ半分くらい読んだところなのですが、翻訳本特有のくどさと読みにくさはあるものの、既にいくつか読んで良かったなと思える考え方に出会えました。

中でも気に入っているのが、この記事のタイトルにもした「壁のハエになる」という考え方です。
(どうでもいいけど「ハエ」って打った時にハエの絵文字をサジェストされるのは気持ち悪いからやめてほしい。。)

line

何か嫌な思考に囚われているとき、「自分を客観的な視点で見た方がいい」というのはよく言われることですが、言うは易く行うは難し。
私は昔から考えすぎマンの自覚があるので、いろいろな気分切り替え法の知識だけはありますが、いざという時に実践できるものなんてほとんどなかったです。
アンガーマネジメントとか嘘だろあんなんと思ってます。(あれは激昂型の人にはいいのかも?)

でもこの「自分が壁のハエになったことを想像して、自分(と周囲)の姿を観察する」という考え方は不思議と馴染むことができました。
人からの貰い事故みたいな悪意に晒されたときとか、ものすごくショックなことに対応できるかはわからないですが、少なくとも自分の中から批判的な声が湧いてくるのを鎮めるのには即効性がありました。

本の中でも言われていますが、嬉しいときや楽しい時にハエになっちゃダメです。
楽しい時にそれをやると、「今は楽しくてもどうせいつかしぬ」とか、「こんなことして何の生産性もなくない?」とか、虚しくなるだけなので、楽しい時は頑張って楽しい思考に囚われにいきましょう。

line

そして先日、それと同じような感覚をもっと簡単に&半強制的に味わえる方法を発見しました。
それは…

手近な高台に登って自分の家を見ることです。

自分や自分の囚われている問題がすごくちっぽけに見えます。
そして単純に高台は気持ちがいいのでリフレッシュできます。
プチ宇宙飛行士現象みたいな感じなのかもしれないですね。

line

本を買って満足してしまう積読癖があるので、1日10分タイマーを掛けて、読む時間を作ってコツコツと読んでいます。
10分ってあっという間に過ぎてしまう割には意外と読める量が多くて、ちょうどいいペースです。
そして、読み終わるか読むのをやめると決めるまでは新しい本は買わないことにしました。


#読書メモ #めんどい思考